Autumn rain

ごたぶんに洩れず、
子供が成長するに従って、
色々な病気にかかりました。
現在は6年生になる、長男ですが
保育園に入った途端、色々な病気にかかりました。
中田医院、という梓川村の医院に、
頻繁に通うことになりました
昨年、亡くなった義父も
当時、信大で大きな手術をうけ、
その後MRSAに感染していることが
判明しました、その度にその医院の
中田先生は、相談にのってくださり
医院にある本も、「わからないことがあれば、説明してあげるよ」
と、何冊でも、貸し出ししてくれました
とにもかくにも、お医者様って
あまり患者さんや家族にたいして
打ち解けないようなイメージを持っていたのですが、
中田先生は、そういう意味では、違いました。

私自身も「明日はどうしても出たいエンデューロがあるから」
と言って、抗生物質の点滴をしてもらいました
(周りからは「ドーピングだー」とからかわれましたが・・)





そのうち、休診の日が増えました。
看護婦さん方のお話しによると、先生の具合が良くないとのこと
そして、ある2月の寒い朝、松本の市民タイムスのおくやみ欄で
中田先生の訃報を知りました。
50代のはじめで亡くなってしまったんです。
先生が亡くなったことは、わかってはいるのですが
実は未だに、お線香を上げにもいっていないのです。
まだ、彼が亡くなったと、受け止めたくないせいかもしれません。

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